総説論文の使い方(2)

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 昨日は、当院にて定例のEBM勉強会。遠いところご参加いただいた講師の先生方に感謝いたします。もう残すところ基礎コースも次月で終了。よく続いた!よく参加者が集まった!

慢性安定期のCOPD患者における吸入コルチコステロイド

Inhaled Corticosteroids in Patients With Stable Chronic Obstructive Pulmonary Disease

JAMA. 2008;300(20):2407-2416.

「COPDの患者には、吸入コルチコステロイド治療は、1年後の全死亡率に影響しない。」という論文を読み続けて3ヶ月。今回は、JAMA’s USER’S GUIDEの「総説論文の使い方」の「第2の基準」の4項目を学ぶ。

「総説論文の使い方」の「第2の基準」

1.重要な関連研究は漏れていないか?

2.採用した臨床研究の妥当性が評価されているか?

3.臨床研究の評価に再現性があるか?

4.結果は研究間で同様か?

(メモ)

・Medlineは、出版されている論文の40%しかフォローされていないこと

・Centralは、ハンドサーチも一部ふくまれていること。

・研究の効果の大きさが均質(homogeneity)であるか異質(heterogeneity)であるかの検討(heterogeneityの検定)を行う必要がある。

 heterogeneityあり→Random effect model(「DerSimonian-Laird法」)

 heterogeneityなし→Fixed effect model(「Mantel-Haenszel法」)

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