複雑だからこそ「なおかつ」で

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 難しい面談が連続していて、ある日リハビリの部長が、「これいいよ」と教えてくれた本があります。「話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」」。知り合いに勧められた本は、100%買って読むことに決めているので、早速購入したところ、すばらしかった。やはり、自分と直接関わりのある人からのオススメは、いい。

2つのストーリーのどちらかを選んではならない。両方を受け入れること。それが「なおかつ」のスタンスである。
(「話す技術・聞く技術」ダグラス・ストーン著)

1.「できのよい意見」じゃないと言っちゃだめ?
 できのよい意見やディベートで、ロジカルに組み立てられた発言は、見事です。しかし、ロジカルにまとまらなかったら発言しないというのは、果たして、どうでしょうか?。そもそも、イエスか、ノーの二択は、最初に決めるものなのでしょうか?、しかも一人で決めてから、会話に臨むというのはどうなのでしょう。

2.考えていることって、そもそも複雑だから
 考えていることって、そもそも複雑です。うれしいし、なおかつ、悲しいこともある。やりたいし、なおかつ、やりたくないこともある。両方とも、自分の気持ちなら、矛盾を認めることこそ、自分らしいスタンスで立つ条件では?

3.複雑なので「なおかつ」を使う
 「なおかつ」を使うことで、自分の気持ちの矛盾や複雑さを伝えることを、試してみてはどうでしょう。「なおかつ」で、笑ったりけなされることはなく、むしろ、相手は「うん、うん」と頷いてくれるはずです。そして、そこから難しい会話に、取り組むことができるかも知れませんね。

気づき)「なおかつ」は、使えますよぅ。

話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」
話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」






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