最上のもの をこの世に生み出したいという願いは、
意志となり、私の持てるものを高めてくれました。
プ ロジェクトは人間を成長させます。
(「プロジェクト学習の基本と手法―課題解決力と論理的思考力が身につく」鈴木敏恵)
ポートフォリオとプロジェクト学習で、薬学生の11週間実習について作成したプラン。今回も、新しい学生さんと実習を進めながら、プランを見なおしていきたいと思います。
まず1週目にオリエンテーションとポートフォリオの説明。2週目から1つ目の病棟を担当しながら、他職種研修も始まります。
もとポートフォリオをだんだんふくらませて、4~5週目くらいに、もとポートフォリオに「自分が関心をもったこと」「よくわからなかったこと」を付箋を付けて、自分にとっての興味や関心に目を向ける。6週目は1つ目の病棟が最終週なので、症例発表。
7週目から2つ目の病棟担当。9週目に11週目のプレゼンテーションまでの説明。プレゼンテーションでは、「2つの症例報告とコア・カリキュラムをつなぐ」模造紙の作成、患者さんやスタッフとコミュニケーション場面で「次はこうする!」提案の作成をします。
発表当日は、大学の先生方もお呼びしながら、もとポートフォリオやパーソナルポートフォリオも展示してプレゼンテーション。終了後、学生自身の「成長報告」を書きます。
11週間の実習予定
週目 | 主な予定 | プロジェクト学習の予定 |
1 | 薬局内 | オリエンテーション、ポートフォリオ&プロジェクト学習とは? |
2 | 病棟1 | 1つ目の病棟担当にはいる、パーソナルポートフォリオ発表、薬剤師の仕事を知る |
3 | 病棟1 | 薬剤師の仕事を知る→ポートフォリオに入れる |
4 | 病棟1 | 薬剤師の仕事を知る→ポートフォリオに入れる |
5 | 病棟1 | テーマポートフォリオのゴールとビジョンを決める |
6 | 病棟1 | 病棟1の症例報告、テーマポートフォリオのゴール確認、計画 |
7 | 病棟2 | 2つ目の病棟担当にはいる、テーマポート情報収集 |
8 | 病棟2 | テーマポートフォリオ情報収集 |
9 | 病棟2 | テーマポートフォリオ発表準備 |
10 | 病棟2 | テーマポートフォリオのプレ発表 |
11 | 病棟2 | 病棟2の症例報告、発表、自分の成長 |
*他職種の実習
検査室、リハビリ室、ME室、各病棟(看護部)、放射線室、往診、栄養課、地域連携室・相談室、手術室
<検討中のこと>
プロジェクト学習なので、テーマポートフォリオとしてビジョンとゴール(とくに患者さんとのコミュニケーション)を設定して進めたい。学生さん自身の力量や実習のコア・カリキュラム自体のボリュームも相当なので、ここをどうするか。
気づき)
・学生さんの個別性も考慮しながら
・指導薬剤師チームとも連携して
・まず私自身が習熟すること
プロジェクト学習の基本と手法―課題解決力と論理的思考力が身につく
- 作者: 鈴木敏恵
- 出版社/メーカー: 教育出版
- 発売日: 2012/02
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
コメント