責任を持って夢を語ることについて

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 日本病院薬剤師会第40回関東ブロック学術大会に参加。上野 直人(The University of Texas M. D. Anderson Cancer Center)先生のご講演からメモ。

1.医師と薬剤師の間

 日本でも専門認定薬剤師化が活発です。今後は、pill counter調剤師と薬剤師というpractionerという業務の分担になっていくのでしょうか?

・根拠もとの論文をわかって、医療をしているか?

=ただの医療なら意味がない。

・米国の変遷:1980年リサーチナース、1990年各職種の役割拡張、2010年誰が医師か見た目でわからない、

・Midlevel practitioner (上級看護師、臨床薬剤師、医師補助師)が医師とこれまでの職種の間で活躍している。上級看護師と臨床薬剤師が朝病棟を回診して、薬剤師が指示をだして、医師が到着する頃にはすべて終わっている

・米国でも法的には規制がない、「薬剤師がやりたいから」が背景

・外来化学療法センターに医師はほとんどいない。点滴センターに230ベッド、専門看護師82、プロトコル1300、すべてのプロトコルに薬剤師Reviewがある。つまり、診療だけがチーム医療ではない。

2.チーム医療のABCモデル

 Nature review clinical oncologyで上野先生が発表されたチーム医療の関わりモデル。がんにかかわらず、それぞれの職種が責任をもってどう患者と関わるかというモデルの提供。よく整理された考え方ですので、「自分は今どの役割モデルが求めらているのか?」意識化するとことが大切と思います。そして、このことを知らない人たちには教えてあげましょう。

ABC conceptual model of effective multidisciplinary cancer care

Nature Reviews Clinical Oncology 7, 544-547 (September 2010)

・Mindset心構え

A)ctive caregivers 地図をもち提示する責任(医師、薬剤師、看護師)

B)ase support caregivers 共感を通して患者の満足度を高める(MSW、倫理士、心理カウンセラー)

C)ommunity resource(家族、友人、地域、製薬会社ほか)

・何ができる職種なのか本当は知らない

・コミュニケーションはスキル、リーダーシップもスキル

・Team Aの課題は、評価的ではない傾聴ができない。問題解決を急ぐ。、Team Bの技法をスキルとしてみにつけていない

・同じ職種でもMindset の比率は変化する。病院サイズによっても変化する

3.EBMは究極の個別医療

 ここでEBMの話を伺えると思いませんでした。この話だけでもEBMの勉強会でご講演いただきたいくらいの核心的な神髄です。

・なぜEBMが必要か?

医師 経験
薬剤師 押し付け
看護師 感情
医師 とりあえず
結論 最悪

 だから、個別医療の展開でEBMのいうstep4の「情報の患者への適応」がとても大切。

・EBMは患者の望むbenefitを結合させる

・論文を読まない、論文ばかり読む、どちらもダメ。情報の患者への適応が大切

・3 types of Absolutely needs to be done。Gray zoneがほとんどだから、話し合いを!。High consensus?, Intermediate?, Low?,もしくはやらない

・EBMは究極の個別化医療

・EBMは誰もが出来るわけではない。10%だ。繰り返し学んで、経験が必要

・Researchとは、Examine:evidenceを検証すること

・Research is about quality improvement(TOYOTAの改善)

・3 types of EBM:Creator, Examiner, Follower(鵜呑みだけではダメ)

・教育背景が違うからEBMが共通。Emotional based medicineではない。Dryではなく、個別性のpassion

・リーダーシップはポジションではない。リーダーシップは個々の態度である。

・Myers briggの性格2つ、Extraか?Intか?、ユングの法則、Active listening、Assertive

*講演の展開は、論理的で簡潔でした。英語圏で仕事をされているからでしょうか?、チームや個人をミッションやゴールに向けて進めるコーチ的な要素からでしょうか?。自分やチームに「問いかけ」をつづけることが次を生みそうです。

 ・専門性を持っているか?

 ・活かしきれているか?

 ・チーム医療をしているか?

 ・夢を持って専門性を持って仕事をしているか?

 ・資格をとることはゴールではない、それでなにするか?

*参考

チームオンコロジー

患者さん中心のがんチーム医療のために|チームオンコロジー.Com(J-TOP)
患者さん中心のがんチーム医療(チームオンコロジー)の普及をめざす、一般の方および医療従事者向けサイト。がんチーム医療を実践するオンコロジースペシャリストの育成のための各種のプログラムとセミナーを実施。

プロフェッショナルスタイルを支援してくれる1曲として


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気づき)

 ・Researchという姿勢は広いな。

 ・3つの要素=コミュニケーション、EBM、リーダーシップ。上からの指示を待たない

 ・MY DREAM、責任を持って夢を語ること、ずっとずっとコンティニュー

これから)

 技術系職員の面接2名、9~12月までの業務戦略「何をやっておくか?」、quality of carrierの作成、火曜日なのでランニング+ウオーク

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