シンクタンク未来教育ビジョンのオフィスでは、濃密な時間が待っています。余談の隙はなく、ディスカッションのトーンが落ちた瞬間に、トイレに行くのです。ずっとボイスメモをしなければ、流れに乗れないのです。
これは、最初からのこと。はじめてオフィスのドアを開けると、フィンランド出身の高校生がいました。何の予告もなく、私は鈴木敏恵先生と高校生が日本やフィンランドの教育についてディスカッションをするやりとりを、YouTubeにアップするお手伝いさせていただいたのです。
ほぼ初対面のメンバーで、3時間後には、アウトプットが終了。
このときのスピードと達成感は、今も身体が覚えています。適度なテンションで、各自が最善の努力で仕上げることは、こんなにも気持ちが良いものか…
このときから、私の時間軸のメモリに変化が起きました。
1mという時間の長さに、100cmのメモリしか見えなかった世界が、1000mmの目盛りが見えるようになったのです。たとえば、会話中には、自分と相手を別のところで認知します。相手が話しているテーマを掘り下げることも、チェンジすることも選べます。濃密になった時間から、生み出されるものは計り知れない。この一瞬が、原稿用紙にして数枚に描かれる村上春樹の描写のように。
もとねすメモ)見ようと思ったら見えるものってありますねぇ
(Visited 52 times, 1 visits today)
コメント