「実は、自己紹介」から

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社会人になっても学びつづけていく看護師になるために、今年も、新人看護師向けに話をさせていただく機会をいただきました。

毎年、これからの看護師が受け止めてもらえるように、メッセージを詰め込むことにしています。

今回の切り口は、コミュニケーション。

デジタルなコミュニケーションが激増し、対面のコミュニケーションが激減している時代に、人間関係は、つながりによる幸福感よりも、ストレスになるリスクがあります。

なぜなら、現在のデジタルなコミュニケーションは、極端に情報量が少なく、一方通行で、なおかつ全方向発信型だからです。

このデジタルなコミュニケーションは、対面のコミュニケーションを凌駕し、発信側の配慮と受け手側の推察がなければ、気持ちのよい関係を保つのは困難になります。

対面のコミュニケーションが少ない世代が、患者さんとのコミュニケーションで、プロフェッショナリズムを求められるのですから、たいへんな時代です。

そこで、今回は、お隣さんとの1分間ワークとして「実は、自己紹介」を取り入れてみました。

これは、「実はわたし、◯◯なんです」と無理のない範囲で、告白してみるワークです。

一瞬で、会場は大盛り上がりになりますが、学習の意図としては、日常のコミュニケーションでも、自分の思いや感じていることを、正直に伝えて、自己開示をすることで、会話が1段階深い層に移行できるということです。

自己開示には、自分がどのように感じているかを認知している必要があり、開示をするには、勇気がいります。

もとねすメモ)経験学習、正統的周辺参加も踏まえながら…

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