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ASという日々

セレクトショップのBEAMS WOMEN'S 秋冬キャンペーンで「LIFE AS CINEMA」というキャッチコピーを見つけて、あっ、うまいな、と。 私たちは経験をしてから、感情を抱いたり、価値に気がつく。つまり、映画のような生活ね、と後付...
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同調的な日曜日のトレーニング

プライバシーとプブリックネスは互いに相容れないものではない。実際、その二つは互いに支え合うものだ。(「パブリック」ジェフ・ジャービス) あくまでも、自分を軸にしながら、相手について自分が「ん?」と思ったことについて、小さな声でトーンを下げな...
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その場面を語る言葉をどこから学ぶの?

ふかえりは空間の匿名的な一点をしばらく見つめていた。それから言った。「それでいい」(「1Q84 BOOK 1」村上春樹) いわゆる自己啓発っぽい本を「筋トレ」と称すなら、小説のようなフィクションの世界は「ストレッチ」だと思っています。という...
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日本語に訳しにくい英単語が僕を救ってくれたこと(熱いままの英単語がくれるもの3)

“I know it is an old man’s book,” he says. “And I’ve had all my life a concept of what an old man’s book is. And now I k...
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日本語に訳しにくい英単語が僕を救ってくれたこと(熱いままの英単語がくれるもの2)

でも僕が言いたいのはですね、なんていうか、いったん話を始めてみるまでは、自分にとって何がいちばん興味があるかなんて、わからないことが多いんだってことなんです。(「キャッチャー・イン・ザ・ライ」J.D.サリンジャー, 村上春樹訳) 「日本語に...
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使わない言葉を決めたら、その言葉の仲間に出会える

スタートアップの構築は、組織の構築に他ならない。(「リーン・スタートアップ」エリック・リース, 伊藤穣一, 井口耕二) 子どもから、おじいちゃんおばあちゃんまでわかる「ふつうのわかりやすい言葉」。誰が聞いてもわかる話し方、誰が読んでもわかる...
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ちょっと背伸びの「書き言葉」で自分を語ってみる

額縁を見落とした人は世界をまるごと見誤る可能性がある、ということです。(「街場の文体論」内田樹) このブログを最初のころから読んでいただいた方から、「以前よりも文体が明るくなったねえ!」と、お言葉をいただきました。ありがとうございます。 「...
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「やりたいことがわからない人」に聞きたい、たった1つの質問

「やりたい人」にドライブをかけるは楽しいのですが、「やりたいことがわからない人に」どうするか?、という場面もたくさんあります。育てる側と育つ側という立場に分けると、お互いに勝負どころなのですが、「決めるのはあなた」というスタンスだけは、明確...
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一人の時間と「一人きりの時間」

一人でいる努力をしてみれば、それがいかにむずかしいかわかるはずだ。(「愛するということ」エーリッヒ・フロム) インターネット休息日という「つながらない生活」が意味していることは何かな?、と思っていたら、フロムのいう「一人でいても大丈夫」が社...
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「いっしょにいるけど孤独」な時代にこそ「自分に気づく」時間を

以前は行き方もわかっていた。ところが近ごろはなかなか見つけられない。静かで広々とした空間への渇望。(「つながらない生活 ― 「ネット世間」との距離のとり方」ウィリアム・パワーズ, 有賀裕子) 「自分に気づく」ことは大切と書きましたが、コミュ...