最大の突破口は、全員が同じカードを持っていなくてもいいんじゃないかと思いついたことだった。
(フランス・ヨハンソン『アイデアは交差点から生まれる』)
3人兄妹の長男だった私は、中学生になって母に聞きました。「サンタクロースって、とうさんやかあさんがやっているんでしょ」
正直なコミュニケーションができる家族だったので、「そうよ」という返事とプレゼントを用意することのあれこれ苦労する話題を期待した私を裏切り、母は「知らないわよ」としらを切りました。
次の年も、次の年も「知らないわよ」との返答に、私はもうサンタクロースのことは尋ねるのを止めました。これは、たいへんだ、と気づいたのです。
サンタクロースからプレゼントをもらえなくなった年齢になって、そのことは知らないと言い切った母は、「いつまでも信じたらいい」という真剣さをくれたと思うのです。
もしも、小学生くらいまで「サンタクロース」のプレゼントをするのなら、わたしも、子どもに「知らない」と返事をしつづけたいです。
もとねすメモ)メリークリスマス!ですね
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