計画を忠実かつ的確に実行することに成功した結果、
「失敗を達成」してしまったのだ。
(「リーン・スタートアップ」エリック・リース)
「社会の役に立つなら、自分をどうぞ」を書きながら、自分のビジョンが大きすぎて、未完のまま終わってしまう予感がしています。そうはいっても、ビジョンに導かれた成果物としてのプロダクトを出し続けていることも確かです。私なりにビジョンについて、気づきをメモ。
1.ビジョンがなければ
戦略が変更されて、成果物としてのプロダクトが変わることがあっても、ビジョンはあまり変更されません。たとえば、「みんなが幸せになりますように」のような高度な人生ビジョンは、選択される戦略がつねに変わり、成果物が最初のプランと異なることがありますよね。それでも、いいと思うのです。
2.地図ではなくコンパス
いいかえると「計画通りにやったから失敗をした」を避けましょう、ということです。ビジョンをもとにした戦略を途中で検証しないと、不要なものを作りあげている可能性があるということです。選択する道のりはどれでもよいけど「ビジョンだけは忘れないで」とは、地図ではなくコンパスを頼りにしましょう、ということです。
3.わたしで扱える範囲
そして、おそらく「社会の役に立つなら、自分をどうぞ」という大志も、その時々の自分のポジションでサイズを適正化しているのでしょう。スタッフなら職場レベル、社長なら会社レベルというように。未完でもいいので、実用最小限の製品をアウトプットしながら、
気づき)
・正直いうと、何度も悔しい思いをした私の成果としてのメモです
・最初からびったりのゴールや成果物を作れれば、いいけれど・・・
・学びながら検証できればいいな
リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
- 作者: エリック・リース,伊藤穣一(MITメディアラボ所長),井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/04/12
- メディア: ハードカバー
- 購入: 19人 クリック: 265回
- この商品を含むブログ (58件) を見る
コメント