わからないときに、まずはスピードをだしてみる

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僕は走りながら、ただ走っている。僕は原則的には空白の中を走っている。逆の言い方をすれば、空白を獲得するために走っている、ということかもしれない。

「走ることについて語るときに僕の語ること」村上 春樹

 解くべき課題(イシュー)を見極めて、いつでもストライクな成果を出せればいいと思っています。しかし、それができるのは、その分野について自分が経験をしたり、きちんと先行研究を調べた上で、できること。ですから、「解くべき課題を見極める」なんてカッコイイことをいう前に、何でもやったらいい!、と思っています。

1.全体をざーっとキャッチ・アップする

 その分野全体を、キャッチ・アップする。いままでに何がわかっていて、何が課題なのか。どんなことを知っておく必要があるのか、目次を作る。ただし、勉強しはじめると時間がかかりますし、そもそも不要かもしれないので、中身に手を付けないことが重要です。

2.やってみて、壁の厚みや高さを体感する

 分野の全体像がわかったら、さっそくやってみる。すぐに簡単にできないことに気がつくはずです。でも、できない壁の高さや壁の厚みを体感することが大切。やばいなっ、と感覚をいただくことが目的です。このあたりから、やる気スイッチが自動的に入るはずです。

3.もっともらしい課題、もっともらしい解答

 仮説を作るということです。課題と解答の仮説を作る。1.2.を実践したら、つねに最終型の仮説を書いてみましょう。何度書きなおしてもオーケーです。仮説を書きながら、スタッフにシェアすれば道は見えてくるはずです。

 わからないときに、まずはスピードをだしてみる

 レスポンスをはやくするということです。

気づき)

 ・薬学生に「これだけ膨大な医薬品情報どうするの?」と聞かれて気がついたテーマ

 ・トライ・アンド・エラーを歓迎しよう

 ・準備をしないで一歩踏み出す人と準備をしすぎて進めない人

走ることについて語るときに僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること

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