実務実習の最終週ですが、最後まで学生と遠慮なく関わろう

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下の世代はいつまでも上の世代の後塵を拝していなければならないような世の中に、

はたして進歩があるだろうか。

(『アリストテレス マネジメント』クリスタ・メスナリック, 三谷武司)

 学生実習も最終週。症例2つとプロジェクトのテーマを決めて、最終日に学生の発表が控えています。

 実習のコアカリキュラムには「基本的知識、技能、態度を修得する」とあります。実習の最終週に、学生に「どれがいちばん大切?」と尋ねると、多くの学生は「態度」といいます。

 態度はなぜ、大切なのか?。態度とは、経験に基づいて組織化されたアクションです。経験に基づいたものですから、急に矯正することは、無理。会って1秒でどんな学生か、わかってしまう。では、実習中に態度について、学ぶことは何か。それは、「態度」について自分がどうなのか、気づいているということ。

 学生と「態度って何?」というセッションをつづけているうちに、態度は3つのステップにわけられることがわかったので、メモ。

1.礼節、あいさつ(ステップ1)

 これは、まず基本ですね。知識がなくても、あいさつができれば、職員とコネクトできる。声の大きさ、お辞儀の仕方、その場に合わせた適正さ極めるのは、奥が深いですね。

2.一般的に期待される善良さ(ステップ2)

 法律用語でいう「善良なる管理者の注意義務」。実習は自己学習が目的ですが、学生同士で学ぼうとか、病院に何か働きかけをしようという姿勢。

3.やる気、意欲、気概(ステップ3)

 指導している薬剤師側は、学生の手応えを期待しながら、学びの準備をしています。何を学びたいのか?、どうしたいのか?、やってみてどうだったのか?。礼節をもってフィードバックしたいですね。

気づき)

 ・態度もいろいろだ

 ・職員にとっても大切な項目ばかりですね

 ・自分で自分を引っ張っていける学生がたくさん育ちますように…

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