
ークモードで正直に日常を切りとった世界が描かれる。いきいきと黒光りしながら場面は展開していき、この残りページで起承転結をシメられるのか、不安になりながら読むされるのがたまらない。
主人公の理帆子は、自分を「少し不在な私」として、生きてきた。不在だからこそ、ここにいるけれど「いないですわたし」という距離感を保ちながら関係を維持してきた。距離を詰めずに、維持してきたことで、通じ合うような出会いになり、最後には、助けなきゃと願い叫んで、詰め寄る。
一方で、理帆子のこころからドラえもんが好き。私の知らない道具もたくさん教えてくれるし、オススメの長編タイトルも教えてくれる。ドラえもんのすごさの本質も語ってくれるのだが、それは、自分で確かめたくなり、理帆子のおかげで、ドラえもんを全巻制覇しようという楽しみもいただいた。
私の考える頭の良さというものは、多分その人の今までの読書量と比例する。頭の良さは様々だし、勿論この側面からだけで簡単に測れるものではないが、それでも私の場合はそこが大事。私が普段遊んでいるこの子たちはほとんど本を読まないし、そのせいか、全ての場面で言葉が足りない。考え続けることに対する耐性がないのだ。ぱっと湧いた感情に飛びついて、それに正直に生きるだけ。
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