流水による手洗い。きちんと乾燥させないと余計に汚い。皮膚表面の微生物が界面活性剤で、洗いだされたまま、十分に洗い流されず、乾燥もされていないとしたら・・・もう10年以上前の報告で、CDCのガイドラインより。
Residual moisture determines the level of touch-contact-associated bacterial transfer following hand washing.
Epidemiol Infect. 1997 Dec;119(3):319-25.
とくに手洗いと乾燥後に手指に残っている水分が、手指衛生の手順の効果に新しく重要な決定因子になることを報告する。サンプルとした皮膚表面、食べ物や設備に濡れた手や乾いていない手でさわると、それらの代表的な表面に68,000、31,000、1,900の微生物が伝播した。接触で伝播する細菌の数は、手指から残存した水分をエアーやハンドタオルで取り除いて乾かせば、だんだんに減少する。10秒の布タオル、20秒のエアータオルの手順が、細菌数の伝播は、皮膚表面に140、食べ物に655、設備に28に減少させ、これは濡れた手の細菌伝播の関連性から、それぞれ99.8%、94%、99%減少させたことになる。注意深い手指衛生が、手洗い後の接触性の細菌感染のレベルに重要な因子になり、その認識が、臨床と公共の健康の場において、手指ケアを改善することが有意なる貢献をつくりだすことができる。
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