消化性潰瘍の出血における低用量アスピリンの継続投与


 低用量のアスピリンを服用してる消化性潰瘍の出血のある患者で、アスピリン療法を継続していると、再発性の出血のリスクが高くなるが、死亡率は減少させられるかも知れない。

消化性潰瘍の出血における低用量アスピリンの継続投与

Continuation of Low-Dose Aspirin in Peptic Ulcer BleedingA Randomized Trial

Ann Intern Med. 2009 Nov 30

背景:低用量アスピリンlow-dose aspirinを服用していて潰瘍性出血が進行している患者に内視鏡的止血術後にアスピリン療法を継続すべきか、不明である。

目的:潰瘍性出血を内視鏡的にコントロールした後に、プロトンポンプ阻害剤proton-pump inhibitorsとアスピリン療法を併用した場合は、アスピリン療法を中止した場合と比べて、心疾患もしくは脳血管疾患のある成人に潰瘍の再発は、劣らないことを評価する。

デザイン:パラレル無作為化比較試験parallel randomizedで、プラセボ対象のnoninferiority試験。患者と医療従事者は、治療について隠蔽されており、2003年~2006年までコンピュータで処理された遮蔽された封筒で管理をした。

場所:第3次内視鏡センター

患者:消化性潰瘍で出血している低用量アスピリンの服用患者

介入:内視鏡治療後にすぐ8週間、78名の患者がアスピリンを1日80mg服用しており、78名がプラセボを服用した。.全ての患者は、72時間パントプラゾールを静注し、経口のパントプラゾールを継続した。すべての患者の経過を追跡した。

測定:第一のエンドポイントは、30日以内に内視鏡で確認された再発性の出血性潰瘍である。第二のエンドポイントは、すべての原因による死亡と、特異的に8週間以内に死亡することである。

結果:156名の患者が、ITTで解析された。3名の患者が、経過観察が終了する前に試験から中断した。30日以下にの再発性の潰瘍性出血は、アスピリン投与群で10.3%、プラセボ群で5.4%(difference, 4.9 percentage points [95% CI, 3.6 to 13.4 percentage points])発生した。アスピリンを投与されていた患者群は、全死亡率がプラセボを投与していた群よりも低かった(1.3% vs. 12.9%; difference, 11.6 percentage points [CI, 3.7 to 19.5 percentage points])。アスピリンを投与してた患者は、心血管疾患や脳血管疾患、そして胃腸に関する合併症による死亡率がプラセボ群よりも低かった。(1.3% vs. 10.3%; difference, 9 percentage points [CI, 1.7 to 16.3 percentage points])

限界:.相対的にサンプルサイズが小さく、低用量のアスピリンは80mgだけが使用されていた。プラセボ群で再発性の出血をおこした2名の患者は、内視鏡による確認をしなかった。

結論

低用量のアスピリンを服用してる消化性潰瘍の出血のある患者で、アスピリン療法を継続していると、再発性の出血のリスクが高くなるが、死亡率は減少させられるかも知れない。この結果を確証するには、さらに大きな臨床試験が必要だ。

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