Pharmacist

その論文を書く前に、倫理を(2) beauchamp and childressの4大原則

Googleプロジェクトの1つに世界中の本をスキャンして、公開する「Google Books Library Project」。世界中の知を世界中で共有できることに、私は賛成です。国内にいながら米国の原著が読め、フランスもドイツも日本の古典...
Pharmacist

その論文を書く前に、倫理を(1) 5つの倫理

薬害訴訟のGefitinibイレッサと薬事委員会の関わり、末梢COMT阻害剤Entacaponeコムタンの使用後評価、EPO抗体の1症例。報告が待たれている研究はたくさんあるものだ。  先週末の午後は、理科大へ。薬学部小茂田昌代先生の「<臨...
EBM

ウソの鍼灸でも効果があると思えてしまう

鍼灸をしたことがない。痛いのかな、効くのかな。  鍼灸は、はり(鍼)治療ときゅう(灸)治療に分かれる。それぞれ「鍼を打つ」、「灸をすえる」という。日本では、1993年にはり師、きゅう師として国家資格。 Acupuncture treatme...
Infection

2007年CDCの隔離予防策のポイント

2007 Guideline for Isolation Precautions: Preventing Transmission of Infectious Agents in Healthcare Settings  隔離予防策のための...
EBM

複合エンドポイントの問題点

循環器領域臨床試験での複合エンドポイント使用の問題点: ランダム化比較試験の系統的レビュー Problems with use of composite end points in cardiovascular trials: system...
薬害

薬害を覚悟する本 5)私は薬に殺される

「これは読んだか?」呼吸器の医師が貸してくれた一冊。  スタチンの横紋筋融解症は知れた副作用だ。しかし、その副作用の初期症状から診断がついて、治療にあたるまでの日々を死と対峙しながら著者と読み過ごすことは壮絶な体験だった。 私は薬に殺される...
Research

糖尿病の強化療法で異なる結果3)評価

厚生労働科学研究費補助金の医療情報サービス Mindsでは、こう報告されている。 「厳格な血糖コントロールは,大血管症の発症・進展抑制に有効である。グレードA レベル1」 UKPDSとDiabetes Care誌の論文を引用しているが、AC...
EBM

患者さんが本当に治療したいこと

アウトカム
EBM

複合エンドポイントでよくわからなかったUKPDS

これまでは、1型糖尿病のデータが主でしたが、1998年にこのUKPDSが2型でも大血管合併症について強化療法による合併症抑制効果を示した10年間の調査報告。この後に「メトホルミン」があまり日本で使用されていないことがしばらく話題になった。 ...
EBM

ロサルタンで心血管イベントが減少した?

LosartanでRENAAL試験ときたら、当時はLIFE試験も読んだものです。  このころにはじめて臨床試験の評価データベースに打ち込みはじめました。 Effects of losartan on cardiovascular morbi...