motonesu

EBM

副作用の情報がジャーナルで報告されることの「時差」

副作用の情報がジャーナルで報告されることの「時差」について。  COX2阻害剤による胃十二指腸出血の減少に関わらず、心血管血栓症の増加は、患者にとって重大な副作用なはずのに、報告に時差があるらしいのです。  2000年10月までは、胃十二指...
EBM

効果不良な小児喘息のステロイドステップアップ治療

コントロール不良の小児喘息における低用量ステロイド吸入のステップアップ治療の根拠は?といわれたらいかがでしょう?。  ステロイド単剤と、合剤で比較をしたところ、ICS+LABAがもっとも反応性がよくICS+LTRAと比較して1.6倍、ICS...
Diary

病院薬剤師のためのライフハック54)メタノート

1年分のブログをPDFにして製本をしました。もうちょっと考察してアップすれば、さらによくなった!と思う記事がたくさんありました。そして、コメントいただいた記事は、1レベル深く考えていることに気づきました。  膨大な情報から、小さな使える情報...
EBM

表皮性壊死症の薬剤性を鑑別するアルゴリズム

スティーブンス・ジョンソン症候群(Stevens-Johnson syndrome:SJS)と中毒性表皮壊死症(toxic epidermal necrolysis:TEN)は、薬剤性過敏症症候群(DIHS)と並ぶ代表的な重症薬疹。重症の場...
Diary

失敗へのスタンスを決めておく

病院の薬剤師には、慎重さ大胆さ、情報の解釈してわかりやすく伝える、コミュニケーション、そして患者さんやスタッフへの真摯さ・・・。数えきれないコンピテンシーcompetencyが要求されます。長期実務実習で味見をすることはできても、すべてをう...
Diary

生命のリズムを詩で感じてみる

誰もが愛する人の前を気づかずに通り過ぎてゆく。。。  1992年ドラマ『愛という名のもとに』の主題歌、浜田省吾の「悲しみは雪のように」は、吉野弘さんの詩「生命は」に感銘を受けて制作されたらしい。看護学校の授業の合間に朗読させていただき、一人...
EBM

変異 EGFR を伴う非小細胞肺癌に対するゲフィチニブの生存期間延長効果

ISEL試験で「プラセボ比較で有意差をだせず」、INTEREST試験で「タキソテールとの非劣性がやっと確認でき」、IPASS試験でアジアの進行非小細胞肺がん患者でEGFR遺伝子変異陽性患者を対象に、「カルボプラチン+パクリタキセル併用化学療...
Diary

病院薬剤師のためのライフハック53)2010年後半の英語計画

2010年も後半戦に入りました。はやい。みなさんは、今年の年末、どんな2010年をふり返りますか?私は、壮大な計画の1歩に近づくために、好きにひっぱられる時間を過ごす覚悟です。  どういうことかといいますと、心の動かない時間を選ばない、とい...
Pharmacist

学びの海と動的平衡@TDM学会

「ああー、君のは短報だね」と医報の編集委員長の医師にいわれた。4年くらい前に、私は日頃の臨床業務をそのままにしないよう、論文を短縮してA4で2枚くらいにまとめることに精をだしていた。いまもこの形で書き続けていて、昼のミーティングなどに、5分...
EBM

HIV感染症治療関連各種ガイドライン

HIV感染症治療関連の各種ガイドライン。よく引用されているガイドラインを調べたところ、2つのガイドラインが主流のようだ。 DHHSガイドライン(米国)Guidelines for the Use of Antiretroviral Agen...