さいきん、よく手にする料理本は、いわゆる「汁もの」です。というのも、鍋に具だくさんの汁を作っておけば、じんわり美味しくたいていの野菜も、タンパク質も摂れるからです。
それは、土井善晴さんが「一汁一菜でよいという提案」で記している通りです。最近では、「77歳、石原洋子のからだが整うスープ」が美味しそうですし、1990年代にさかのぼれば、栗原はるみさんの「 ごちそうさまが、ききたくて。: 家族の好きないつものごはん140選」まで。
シンプルな出汁でもよいですし、意外な組み合わせでも楽しめます。奥深い世界が待っていますよ。
「一汁一菜」とは、ご飯を中心として汁( 味噌汁) と菜(おかず) それぞれ一品をあわせた食事の型です。ただし、おかずは昔の庶民の暮らしではつかないことも多く、実際には「味噌汁」「ご飯」「漬物」(=汁飯香) だけで一汁一菜の型を 担っていました。
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