[論文]幸せであるには、所得や学歴よりも「自分で決められる」ということから

hitsumabushi

「自分で決められる(=裁量権がある)」ことは、医師という重たい責任がある職種にあっても、他の職種よりもストレスは少ないのかも。ふだん、多くの医師と接しながら、わたしは、そう感じていました。

薬剤師、看護師、リハビリなどのメディカルスタッフの多くは、医師からの指示で医療行為をしています。チーム医療の手法も進歩しましたが、自分で決めてはいけない場面では、ストレスを感じるものです。

一方で、たしかに医師は多忙ですが、裁量権があるので、この部分のストレスは、他の職種よりも少ないだろうと予想しています。

独立行政法人経済産業研究所のRIETI「幸福感と自己決定―日本における実証研究」という報告からも、やはり…と思いました。

幸福感と自己決定―日本における実証研究
https://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/18090006.html
[結果]幸福感を決定する、健康、人間関係に次ぐ要因としては、所得、学歴より も自己決定が強い影響を与えている。

楽天リサーチを使って、自己決定指数を「進学先は誰が決めましたか?」「初めての就職先は自分で決めましたか?」などの質問から得た結果のようです。

スタッフにも、家族にも「自分で決められる」機会を増やしてあげることで、主観的幸福感が増加し、全体としていい結果が生まれるかも知れませんね。

もとねすメモ)少しづつ論文メモも増やして行こうと思います。

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