「必要とされている」ことへの依存

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 薬剤師になって間もないころ「どうも私はダメな選択をしているみたいで、この本を心療科で勧められた」と友人は1冊の本を手にしていました。ロビン ノーウッド著『愛しすぎる女たち』。

 ついつい「ダメ男」をわざわざ選んで別れられずにどんどん不幸になって行く恋愛依存(=「私がいないとダメなのよ」)。依存の構造は、「仕事しすぎ依存」「買い物依存」「アルコール依存」と幅が広い。いきつく先は、「必要とされている」ことへの依存。

・愛することが苦痛をともなう時、私たちは愛しすぎているのである。

・依存症を次のように定義してもいいかもしれない。それが自分のためにならないという充分な証拠があるのに、それに熱中することをやめられない状態のこと

・それまで他者を変えようとして使っていたエネルギーと努力を、自分自身を変えるために使いたいと思うようになることから、回復ははじまる

気づき)

 ・労働安全衛生の関係で、アルコール依存について考えています。

 ・久しぶりに依存のテキストを読み返しました。

 ・いまはこの本も文庫で読めるのですね。

これから)本日の予定は、私のノートに「次の世代をつくる」と書いてあります。薬局長同士で話をしながら、次の世代の話をする1日なるということでしょう。昨日、医学生室の職員と話をしたときに「教える側も走らないと学生にとってはつまらない」と述べました。「次の世代をつくる」といっても、こちら側が楽しく走れているか?が大切と思っています。

愛しすぎる女たち (中公文庫)

愛しすぎる女たち (中公文庫)

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