【羊をめぐる冒険】村上春樹全作品 1979~1989〈2〉

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 さて、村上春樹の新刊「騎士団長殺し」も発売されてしばらく経ちますが、こつこつと全集を読み続けています。

 継続できることは、わたしの唯一の良いところです。ブログも、早朝のランニングも続けながら、ついでに、今年は全集の読破を決めました。この村上春樹の全作品集は、2週間に1冊のペースで読了しています。このペースなら、年内にはギリギリ全巻を読み切れるはず。

 続けるということは、同じことをしているようで、同時にいつもとは違う冒険もしているような感覚に陥ります。村上春樹の作品も、あてのない理由で、旅に出て、決定的な経験をして帰ってくる。このパターンは、すでに羊のころからなんですね。不思議なこともあるもんだな、と思いながら、いつしか主人公といっしょに旅してしまう。この感覚は、なぜか心地よいですね。

もとねすメモ)村上春樹作品の場合、トップが死と女で、次が酒と音楽、それ以下がタバコで、それ以外が猫だ。

変な言い方かもしれないけれど、今が今だとはどうしても思えないんだ。僕が僕だというのも、どうもしっくり来ない。それから、ここがここだというのもさ。いつもそうなんだ。ずっとあとになって、やっとそれが結びつくんだ。この十年間、ずっとそうだった。
(村上春樹『村上春樹全作品 1979~1989〈2〉 羊をめぐる冒険』)

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