【青空エール】で5回泣いた

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 映画「青空エール」を観る機会をいただきました。せっかくなら「君の名は。」「シン・ゴジラ」を観たかったのですが、楽器をやっている地域の子どもたちの引率というお役目なので、仕方ありません。

 夏休み映画として、公開からしばらくたっていたためか、館内は空席だらけ。それでも、映画がはじまれば、すっかりのめり込んでしまいました。

 この作品は、とにかく、土屋太鳳さんが演じる小野つばさの性格が良い。自分に自信はなくとも、挑戦する気持ちを忘れずに、仲間を大切にする。
 これが簡単なようで、難しい。でも、小野さんを観ていると、共感している自分の気持ちがあって、そう感じられただけでも、自分への行動変容も期待してしまう。

 よい生き方とは、うまくやること(順応)よりも、善く生きること(抵抗)だろう、と小野さんは、教えてくれているような気がするのです。

 少ないとも、私は5回は泣きました。河原和音が原作の別冊「マーガレット」の作品のようで、そちらも読んでみたいですね。

もとねすメモ)安心して青春を思い出したいときには、もう一度、観てもいい映画だな。

 チャリ、という微かな小銭の音に反応して振り向き、レジのほうへと視線をやる。掌やポケットの中で小銭を鳴らしている人は、煙草か新聞をさっと買って帰ろうとしている人が多いので、お金の音には敏感だ。案の定、缶コーヒーを片手に持ち、もう片方の手をポケットに突っ込んだままレジに近付いている男性がいた。素早く店内を移動してレジカウンターの中に身体をすべりこませ、客を待たせないように中に立って待機する。
「いらっしゃいませ、おはようございます!」
(村田沙耶香『コンビニ人間』)

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