水玉の境界線と長期実務実習

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 薬学部6年制長期実務実習第一期生を受け入れていた病院薬剤師のみなさま、いかがお過ごしですか?今週は、いよいよ実務実習最終週ですね。

 私の病院では、学生3名を受け入れ、明日30日の最終日にポートフォリオ手法でまとめの発表をする予定です。コンテンツ(案)は以下の通りで、模造紙1枚分で準備をにぎやかに準備を進めています。本人たちが必死に書きためたノートや、ファイルも公開です。

 長期実務実習ポートフォリオコンテンツ

1)自己紹介:名前、大学、薬学部に入った動機、大学で得意な学科、好きなこと(自由)

2)実習期間:日付+事実+気づきメモ

3)COMPETENCY:病院薬剤師に必要な要素を3つ

 私はオリエンテーション、薬事委員会、医療安全の担当をしました。とくにフリーのディスカッションでは、いろいろな学生の感性にふれられて、こちらも勉強になりました。

 あせっている自分に気づくこと

 医療安全の2回目のセッションで、どうやったらその事故を防げる?という問いに、Kくんが「冷静になる」と発言したことに対して、「では、冷静になるにはどうしたらいい?」と、どうなっていたら?質問を投げました。

 別の大学のHさんからは「あせっている自分に気づくこと」とフォローがはいりました。ちゃんと自分を認知しているんだな、と感心させられるまもなく、「血圧が上がる、ドキドキする」といった測定できる表現まで、これまた別の大学のTくんからもでてきました。

 こうして、いろいろな色の水玉模様の学生たちは、境界線を越えていく。これからも、考えて行動することが楽しいと思える人生を送ってほしい。

 明日は、どんな発表になるのか、職員も楽しみです。

 大学の先生方にもお越しいただく予定です。

気づき)

 ・大学の時間、仕事の時間、実務実習がつないだもの

 ・自分の経験を共有することは、はずかしさもありますが、次のステップのために

 ・8月21日(土)の未来教育の全国大会も楽しみ

これから)面接一名、職場会議、麻薬帳簿の点検

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