東野圭吾【手紙】と論文の下書き

布石

 ゴールデン・ウィークの最終日に、教育担当で共同研究している論文の下書きを書いています。所々の用事をしながら、ほんの隙に少しだけ書く。この繰り返しです。なかなか進まない理由は、休日なだけが理由ではないようです。

 どうも2006年に公開された東野圭吾の映画「手紙」を見て、影響されてしまったようです。「東野圭吾って、すごいのよ。文章が簡単にできているの。でも、ストーリーがすごいのよ!」と、看護師の先輩が褒めちぎっていたことを映画を見ながら思い出しました。たしかに、奇抜なストーリー展開も、壮絶な映像効果もなく、現実的な登場人物と脚本だけで、受け応えのある感動に行き着くのです。そこには「そうだよな」という納得すら、ありました。

 この納得感は、なんだったのかな…。

 初期設定された人物による行動パターンが整合性のある展開を積み上げ、結果を導く。あくまで映像として見せられるのは、キャストの行動だけ。道理に導かれつつも、平凡でも失敗でもない結果に導くのは、神ワザ。

 すごいな。
 こちらは、事実と意見を分けて書くだけで、四苦八苦しているのに。

もとねすメモ)いい映画でしたよ!。文庫もあるようです。

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