米国における小児肥満の発生頻度

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 疾患の疫学こそ、まず知っておきたい。
 経験的な思い込みで、知らないことが多すぎるから。

 薬理や治療の方法は大切だけれども、その疾患の事象、分布や因子を知りたいです。「疾患のストーリー」を知らないと、予防や治療は介入のしようがないから。

 保育士さんの知り合いが多いので、保育園に行く機会がしばしば。子どもたちの肥満が、気になるなぁ、と思っていたところ、小児肥満の発生頻度の報告を手にしました。



Incidence of Childhood Obesity in the United States
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1309753



・kindergarten入園時(平均5.6歳) 12.4%が肥満 14.9%が過体重
・8年生のとき(平均14.1歳) 20.8%が肥満、17.0%が過体重
・年間の肥満発症率は、kindergarten 在籍時は5.4%であったが、5〜8年生の間では1.7%と年齢を重ねるごとに減少。将来的に肥満へと進展する可能性は、過体重の5歳児の方が標準体重の子供より4倍高かった
・5歳時点で肥満であるか否かは、以降の肥満の有無に大きく影響した

もとねすメモ)5歳の時点か…。





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