Samantha Thavasa

 なぜか。いまさら、渋谷を歩く。

 東京は、新しい発見に出会うには便利。もちろん、偶然の連続で成り立つ自然に比べれば、新しさは限定されてしまう。でも、「歩いて・出会う」という作業は心地よいものなので、いい大人になった私は、こうして「渋谷」も楽しんでいる。

 思い返せば、渋谷は原宿と並んで、中学生のころには憧れの場所だった。日曜日の朝早くから、開店前の竹下通りを練り歩く。お金もないのに、「おしゃれでかっこ良く」なりたかったのだ。もちろん、渋谷や原宿に行ったからといって、おしゃれにも、かっこ良くもならなかった。

 ブランドやデートの街という憧れを抱きつつも、いつしか、都内でもっとも用事のない街になってしまった。

 そして、私は大人になった。仕事やプライベートの用事で、渋谷駅をよく利用する。せっかくだから、途中下車してみると、新しい発見が結構あるのだ。

 ・はじめてCDを買ったWAVEは、もう閉店
 ・東急百貨店本店のジュンク堂書店が、充実している
 ・路地裏にある、牛ホルモンのつけ麺が美味い
 ・やっぱり若い人が多くて、エネルギーがありそう
 ・代々木駅まで歩く道のりは、学生時代のまま

 ショップこそ更新されるけれど、道は、意外とそのまま。
 少しだけの懐かしさを感じられる街。

もとねすメモ)楽しみ方を深めよう。
 

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カテゴリー: Essay

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