Cochrane

 インフルエンザが流行する前に、毎年やっていることの1つ。それは、治療や予防の基準をA4で1枚のシートに書き出すことです。ガイドラインが変更されたり、新薬が発売されたり、インフルエンザ関連の情報更新は著しい。

 なかでも2014年4月に公開したコクラン共同計画がノイラミニダーゼ阻害薬の効果は限定的と評価したシステマティック・レビューは、使用指針の見直しを求めてBMJとの共同声明を発表しており、検討が必要だなと感じています。



Neuraminidase inhibitors for preventing and treating influenza in healthy adults and children.
Cochrane Database Syst Rev. 2014 Apr 10;4:CD008965, PMID: 24718923
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24718923



◯最初の症状緩和までの時間は、成人の治療では、オセルタミビルは16.8時間減少(7日から6.3日に減少)。喘息の小児では効果なく、健康な小児は29時間減少。

◯肺炎のオセルタミビルの効果は、自己報告も含む結果では、 NNTB(number needed to treat to benefit)は100。肺炎の詳細な定義がされた診断の試験では、有効性なし。ザナミビルでは、どちらの結果でも有効性なし。

◯治療における害反応では、オセルタミビルで吐き気NNTH(number needed to treat to harm)=28、嘔吐NNTH=22のリスクを増加し、抗体価が4倍増加した被験者の割合は、対照群よりもオセルタミビル群で有意に低かった(RR0.92)。

◯家族内感染予防試験では、オセルタミビルは RD 13.6%;NNTB=7、ザナミビルはRD14.84%;NNTB=7

◯インフルエンザウイルスに対する特異的な作用機序を製薬会社が提示しているが、これは、臨床的エビデンスには合致しない。

もとねすメモ)発症シーズンが来るまでに検討をしておこう





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カテゴリー: Research

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