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 EBMのワークショップでは、最後に「シナリオへの適応」をディスカッションする。批判的に吟味をした論文を、シナリオの患者さんに当てはめてみる。そのときに、自分ならどのように行動をするのか、決めるためのディスカッションだ。

 研究論文は読みこむほどに、治療のメリットとデメリットのグレー領域は、はっきりする。グレーに見えたのは、白と黒のドットや、そもそも不良のドットの集まりだ。全体として、白っぽいのか、黒っぽいのかという印象はある。でも、個人に適応した結果が最適であるとは限らない。

 だから、実際の医療現場で重要なスキルは、3つだと思う。1つは、正しい情報を知っていること。2つ目は、患者さんやご家族の価値観を推察していること。3つ目は、コミュニケーションモデルの確立だ。

 この3つスキルは、簡単には身につかない。それでも、日々の医療の現場で私たちは、患者さんやご家族と、誠実に関わる責任がある。観察するのか、介入するのか。決められない患者さんたちと、「決めていくスキル」が必要なのだ。

気づき)医学書院「決められない患者たち」には、決めていくスキルのヒントあり。







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カテゴリー: BooksEBMEssay

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