無限のテーマと出会っているあなたに「元ポートフォリオ」を

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 ポートフォリオをはじめて、3年くらい経ちました。

 新入職員や学生を対象にプロジェクト学習とポートフォリオの導入プログラムを見なおしています。同時に私自身も薬剤師として、薬局長として「プレイヤー」であろう、と思っています。私には、医薬品の情勢やジャーナル、感染制御のことや、人間関係、学習すること、など仕事場というフィールドには、無限のテーマと出会っています

 ある日、愛知県の小学校の校長先生とごいっしょさせていただいたときに、先生がお持ちになっていた、「元ポートフォリオ」を拝見させていただきました。とても分厚いファイルです。これを、ペラペラとめくると・・・、校長室という開かずの扉の向こうで座っている校長先生ご自身が、何をしているのか、何をしようとしているのか、その一目でわかったのです。

◯保健医療科学院で勉強したときの「プロジェクトマネジメント」、◯看護師長研修でファシリテーターをしたときの感謝状、◯「患者と意思決定の共有」TIP誌2012年04月28日号、◯EBM勉強会で使ったBMJの論文、◯薬学生の症例、◯日本緩和医療学会のスタッフ報告、◯医学界新聞の看護研究の手法特集、◯新人向けに薬害をレクチャーしたときの資料と感想文、◯SNSで知り合った人からのフォローメッセージ、◯あこがれのお弁当を食べた時の包み紙、◯認定コーチを勉強しているときのメモ・・・・

 プロジェクト学習のテキストには、この元ポートフォリオを俯瞰することについて、こう記されています。

<俯瞰>
 ・俯瞰することで普遍性が見えてくる
 ・俯瞰することで本質が見えてくる
 ・知と知の関係が見えてくる
(鈴木敏恵「プロジェクト学習の基本と手法」P.12より)

気づき)というわけで、私のたっぷりな元ポートフォリオ。ここから、次の患者さんのためのアイデアや研究テーマが見つかることは、間違いないのです。

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