耳を澄ませば、微かなリズム

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 まだ学生だったころ、大学病院で「確率的に偶然とは考えにくく、意味があると考えられることを述べなさい」と指導を受けて、すごいことを言うな、とせいいっぱいな思いをしていました。偶然の現象に対して数学的なモデルを与えて、次のことを予測していく。ああ、そうやって科学をするのか…って、姿勢だけはいただいた気がする。臨床研究として、できていないけど。

 講義の単元としての数学を机で勉強しているときには、数式に微かなリズムなんて聴こえなかった。

 でも、こうしていまも白衣を着て、私はやっている。

 それは、この患者さんやスタッフたちとの日々から、いまは微かなリズムを聴くことができるから。

気づき)

 耳を澄ませば、ほら。

 それもきっと、科学を語ってくれる先輩たちのおかげ。たとえば、こんな3冊。

マイケル・R・ローズ「老化の進化論」

老化の進化論―― 小さなメトセラが寿命観を変える

老化の進化論―― 小さなメトセラが寿命観を変える

福岡 伸一「生物と無生物のあいだ」

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

結城浩「数学ガール」

数学ガール (数学ガールシリーズ 1)

数学ガール (数学ガールシリーズ 1)

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