ソーシャルメディアの時代をこれから20年やっていく新しいスタッフたちから見出したいこと

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親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。

小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある。

なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。

(「坊ちゃん」夏目漱石)

 就職して間もないスタッフたちに注目しています。それは、いまの20代が「何に」躍動感や生き生き(いわゆる、lively なこと)を感じているのかという点に、注目しているからです。

 20年前に「新人類」といわれた私たちの世代は、考え方も、持つべきスキルも変化させながら、いまではこうして社会適応しています。よって、草食とか、ゆとりと呼ばれる世代が、これからどう社会に適応していくのか期待を持って、注目しているということです。彼らの幸福度は、低いものではなく、この40年間でもっとも高い。私たちに見えていない価値観で、将来の環境に適応し、この先を生きていくのは、彼ら自身ですから。

 これからの日本がより多様性ある環境になることは、間違いないですね。辺境の地で生きてきたスタイルが、20年後の borderline でどうなるのでしょう?。個人世界は、3つくらいのスタイルになるのではないでしょうか?

1.小さなコミュニティで暮らす

 足で歩ける範囲の現実世界の知り合いとのコミュニティを大切にする。小さなコミュニティは、なくならないと思います。日本スタイルの「あうん」も、引き継がれていてほしいものです。

2.世界知のなかで、自分に問う

 ソーシャルメディアの夜明けはすぎています。意志さえがあれば、世界の知にアクセスできる。そして、テーマについてディスカッションもできる。問題は、自分が何のために、何をしたいか、です。

3.自分じゃないとできないこと

 自動翻訳も音声認識も、さらに進化。ガジェットをコントロールすることが流行する一方で、写経のように自己のコミュニティで生きることが、より輝きます。その人じゃないとできない「もの作り」「場づくり」に、世界的な価値がでてきます。

気づき)

 ・理解できない存在がいることの幸せ

 ・予想すれば20年くらい先は、見えたい

 ・自分じゃないとできないこと、ほしいな

坊っちゃん (新潮文庫)

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