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うとうととして目がさめると女はいつのまにか、隣のじいさんと話を始めている。

このじいさんはたしかに前の前の駅から乗ったいなか者である。

(「三四郎」夏目漱石)

 毎朝の医局ミーティングで私が立つポジションは、雑誌棚の前。ここならジャーナルの最新号が、いつでも手元に。オンラインでも読めるのですが、やっぱりペラペラめくって出会える情報も楽しいものです。

 おもしろいなー、と思った記事のメモ

1.低炭水化物ダイエットで心筋梗塞のリスクが高まる

 「たぶんそれ、低炭水化物ダイエットだろー」という方々が、私の知り合いにもいらっしゃいます。炭水化物減らし、たんぱく質を増やすと、それぞれ心筋梗塞のリスクが4%ずつ増える可能性があるという報告。population baseのコホート研究で、質問調査。低炭水化物ダイエットは、短期的には体重減少やインスリ抵抗性の改善などの効果があるかも知れませんが、ご注意を。

Low carbohydrate-high protein diet and incidence of cardiovascular diseases in Swedish women: prospective cohort study

BMJ 2012;344:e4026 doi: 10.1136/bmj.e4026 (Published 26 June 2012)

http://www.bmj.com/content/344/bmj.e4026

2.心血管イベントに関連のある遺伝薬理学の「エビデンスマップ」

 CYP2C9などの代謝酵素と薬剤との関係は、どんどん複雑になる?、と心配をしていたところ、現在の「エビデンスマップ」が一覧になっていて、便利だな、と思ったのでご紹介。このレポートから、Basic Reseachと費用分析などのClinical researchで評価されているのは、いまのところWarfarinに対してのCYP2C9とVKORC1の血栓症の予防効果と出血リスクのみ。ほかは、スタンバイ状態ですな。

Personalised medicine: not just in our genes

BMJ 2012; 344 doi: 10.1136/bmj.e2161 (Published 3 April 2012)

気づき)

 ・論文を読むと、夏目漱石を読みたくなる

 ・夏目漱石を読むと、論文を読みたくなる

 ・ちょっとづつ論文メモも書き込もうかな

三四郎 (岩波文庫)

三四郎 (岩波文庫)

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カテゴリー: Pharmacist

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