でも、ほとんどインターネットですよ… 薬学生実務実習(09)

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(マイコプラズマ肺炎のマクロライド耐性の仕組み…深い&面白い)

 このブログは、薬学生の実務実習のリアルタイム報告です

 シンクタンク未来教育ビジョンの協力で運用しています

 鈴木敏恵の未来教育プロジェクト/ブログ 

 http://miraikyouiku.jugem.jp/ 

 数日前に学生に提案をした「情報リサーチの計画」シートがどうなったかな…、と思い、終了間際のナオさんに聞いてみました。

ナオ 「もうできてますっ」

Moto「そうだよねっ。先週の課題だから。ちゃんとご家族にもインタビューしたの?」

ナオ 「ええ。」

Moto「じゃあ、明日は、病院薬剤師の仕事ってどんなか、結果を聞くのを楽しみにしていようかな。」

ナオ 「あっ。でも、ほとんどインターネットですよ。みんなも、インターネットです。」

Moto「ん?」

 いやな予感がしたので、ここで、私は会話をやめました。

 情報リサーチの手段は、複数ある。それぞれに、特徴と問題点もある。

・本、新聞

・パンフレット、雑誌

・インターネット

・アンケート

・インタビュー

 インターネットの有用さは、説明不要。しかし、、、

 昨日、私はこのブログで、自分がどうして薬剤師になろう、て決めたのかをこうつぶやいた。「たぶんそれは、薬剤師のカッコイイ姿をみたから。たぶんそれは、治らない患者さんの姿をみたから。」と。大学の友人からは、すぐにFacebookでDMがきた。『学生にいつも最後に言う事は「病院には病気と闘っている患者や家族、スタッフがいることを見て、感じて忘れないでほしい」きっと僕らが学生実習で感じた事だよね。』と。

 そして、私の今日の仕事は、ざっと、こんな感じ。

▷ インフルエンザ患者が急増しているので、休日の体制確保

▷ 新人職員1名のフォロー面接

▷ 中堅職員2名のフォロー面接

▷ 製造工場が中断して、供給が困難になる軟膏剤の代替え案

▷ インスリン製剤の販売中止対応案

▷ 薬剤師会と病院の合同カンファレンスの打ち合わせ

▷ EBM勉強会の論文準備

▷ 来年度実務実習生の受け入れ準備

▷ 来年度機器予算(案)づくり

▷ 病院内のノロウイルス・インフルエンザ対応策

▷ 新病院建設の委員会体制案

▷ 研修医向けEBMのテキスト選び

▷ HIV針刺し事故対応のJAMA論文読み

▷ 「製薬会社と病院薬剤師の利益相反」投稿論文の最終案

▷ 電子カルテ導入業者との打ち合わせ

▷ 2月7日(火)の企画のお知らせ

▷ 看護学生向けの医薬品安全の講義で使う医薬品のサンプル選び

 細かいことや書けないことも含めると、たぶん、この倍はある。

 実務実習で薬学生が学ぶことは、何か。

 インターネットではなく、まだまだ、本物を見せないといけない。

 僕は、ちゃんと薬学生に本物を見せてあげられているのだろうか。

 

* 大学の先生方も医療関係者のみなさまも、どうぞ、お越しください。

一人ひとりの薬学生・薬剤師に課題解決力が身につくポートフォリオの基本と手順

~患者さんがシアワセになるためのデザイン~

日 時:2012年2月7日(火)18:00~20:00 (受付17:45より)

会 場:明治大学 紫紺館(JR御茶ノ水駅から徒歩5分)

講 師:鈴木敏恵(千葉大学教育学部特命教授 内閣府/中央防災会議専門委員)

参 加:45名(要 事前申し込み)申し込み順

費 用:5,500円(学生4,500円)テキスト込み

申し込み:こちらから http://kokucheese.com/event/index/26293

気づき)

 ・明日は、情報シートのシェア

 ・そろそろフリーエッセイがたまってきた

 ・学び+仕事+遊び

ポートフォリオ解説書(全3巻セット)

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