病院で「標準化をさけぶ薬剤師」が医療の安全を守る


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 「標準化にうるさい」薬剤師は、医療の安全を作るファクターであることは間違いないと思います。「ちょっと何やってるの?!、マニュアルこうでしょ」「先生、この薬はいらないね」と現場で直接うるさい薬剤師。うるさいだけでなく、ちゃんと気配りとマニュアル改訂、管理部ともたたかえるポジションがベスト。不要な物が減り、不要な動作が減り、複雑さから発生する医療安全のマイナスをゼロに近づけてくれる。

 医療安全の講習会メモです。

・(財)日本医療機能評価機構認定病院患者安全推進協議会第2回薬剤安全セミナー

・平成22年度日本病院薬剤師会の医薬品安全管理責任者講習会

1.処方せん1回量記載は用法マスタ準備中、病棟への薬剤師常駐で点数化か?

・平成24年診療報酬は、4月までに目処が立つ。

・病棟常駐も点数化可能性あり(薬剤師人数足りないな)

・PMDA(メディナビ)のメール配信を登録すること

・1回量記載の話は、はやめに医師、診療部に一度報告しておくこと

・オーダリングは、1日量を入力しても1回量で表示されるように準備

・ウテメリン3錠1日3回毎食後14日分→1日9錠服用の事故事例(ニュース作成して周知だな)

・ドイツが1日量記載だったのがはじまりだが、とっくにドイツは1回量

・薬品名が「製剤名」だから、液体と散剤は、「製剤量」。(例外として原薬量)

・1回量記載は、国家試験に出題する

・2011年用法マスタ改定、2013年中間評価、2015年ふりかえり評価。もう少したってから、大々的に宣伝する。

2.業務変更は「モデル病棟」で試験運用して評価

・新しい業務は「モデル病棟」として評価してみる=期間を区切る、対象をしぼる

・ボトルネックになっている業務を測定してみるか?(何に時間がかかっている?持参薬?処方変更?)

・マニュアル、チェックリストは定期的に更新(カイゼンしている意識を現場にもどす)

・病棟の看護師長や主任から、医薬品安全チェックリストのコメントをもらう(月1回、病棟薬剤師だけの仕事にしない。まずは押印だけでもいい)

・チームの定義とは何か?、効果を何で測定するか?、評価されている必要な取り組みは何か?

・厚生労働省、「チーム医療の推進に関する検討会資料」(こんな資料もあるのか?、あとで検索)

・病棟常駐のissueは、「疑義照会をさせない」=現場で解決だ!

・薬剤師がいるのがふつうになる、何でも聞いてくる、場所がある

・例)329床、薬剤師20名、9名が病棟担当主担当、2病棟3名(=主担当2名+フォロー担当1名)、残り11名がセントラル+フォロー担当(すごいな、そんなに薬剤師いる)

3.大切な各論メモ

・外部情報を定期的に入手する=いつ、何から情報をとるのか?( m3.com、Yahooニュースも使えるようだ)

・研修の種類、対象、テーマ

・1回作り込めば、毎年若干のバージョンアップでOK、聞く側も「あのテーマか」とわかる。

・ NDPの危険薬リスト。(何でしたっけ?これ)

・投薬プロセスエラー=発見率は、医師48%:複写33%:薬剤師17%:看護師2%。実際に起こるエラーは、医師の指示4:複写1:薬剤師1:看護師4。看護師はほとんど発見されない(山内桂子医療事故なぜおこるか?朝日文庫データ)

・医薬品払出記録システム198,000円で販売、日病薬(払い出し、廃棄医薬品リスト、Excelファイルで出力できる、使えるか?)

・1日調剤=One day One dose(面白い名前。全国的に増えてきた?変更多い病棟で試すか?)で、処方枚数は3倍、調剤時間は3分の1、理論上はかわらない。ただし、機械操作は増。医師の入力に関係なく、調剤側で1日調剤にシステムが対応しているか?

・1日調剤の対象病棟は、平均在院日数が9日以内などから。

・1日調剤のデメリット=どこでオーダーが切れるのか?わからない。横浜済生会は撤退報告。

・類似名称、www.ruijimeisyo.comで確認をする

・日本医療情報学会の医療情報技師、1薬局に1名はほしい(ベンダーにだまされない、勉強するか?)

・医薬品安全管理研修の全体例

医療安全研修 年1回 全職員 医薬品安全管理者
新人 年2回 新人看護師 主任薬剤師
研修医 年1回 研修医 主任薬剤師
中途フォロー 年4回 中途採用看護師 医薬品以外も全体的に
臨時 随時 関連職場 新しい採用薬

ひとこと)先週は雪が降る前に、東京に戻れたのでセーフ!でした。どの医療安全策を実施するにしても、「システムズマネジメント」「プロジェクトマネジメント」の運用が必須な気がするなー、と思いながら約2日間講習にはげみました。ご講義いただきました先生方、ありがとうございます。今週も1週間よろしくお願いいたします。

第2 回薬剤安全セミナープログラム

開催日時:平成23年2月9日(水)13:00~17:00

開催場所: ホテルイースト2 1 ( 東陽町)

テーマ: 『チーム医療分担ではなく協働・協同で~ 薬剤管理の視点から~ 』

1)13:15~14:00講演「医薬品安全管理を取り巻く最近の話題」

演者: 薬剤安全部会副部会長土屋文人(社団法人日本病院薬剤師会常務理事)

1)14:30~14:50演者: 中里浩規(芳賀赤十字病院薬剤部医薬品管理課)

2)14:50~15:10演者: 鈴木清志(埼玉県総合リハビリテーションセンター薬剤科)

3)15:10~15:30演者: 三宅健文(社会福祉法人京都社会事業財団西陣病院医療安全管理室)

4)15:30~15:50演者: 渡邊幸子(医療法人橘会東住吉森本病院医療安全管理部)

平成22年度日本病院薬剤師会医薬品安全管理責任者講習会プログラム(案)

開催日時:平成23年2月10日(木)9:30~17:00

開催場所: 大阪会館

9:30-10:30処方せん記載変更への対応、国際医療福祉大学附属病院土屋文人

10:30-11:00最近の話題、厚生労働省医薬食品局安全対策課医療事故情報専門官荻野万人

11:20-12:20医薬品バーコードの利活用、奈良県立医科大学附属病院池田和之

13:30-14:30効果的なインシデント分析方法について、山口大学医学部附属病院古川裕之

14:30-15:10医療安全管理者から医薬品安全管理責任者に望むこと、医療法人橘会東住吉森本病院医療安全管理部渡邊幸子

これから)フィールドワークして学ぶとアイスを食べたい。たくさん語らって酔うとチョコを食べたい。。いつでも、スタンバイ状態でいたい私は、鞄のなかに、雨が降っても、iPhoneの電源がなくなっても、お腹が空いても大丈夫なようにしています。さすがにアイスクリームをスタンバイさせることはできませんので、チョコは忍ばせています。最近はGodivaの缶にはいった、丸いボール型を携帯。今日は、ホワイト・バレンタインディですな。あまり関係ないけど。

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