プレガバリンの神経因性疼痛2010

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 プレガバリンpregabalin(商品名リリカ)を採用してから、「これまでどうにもならなかった痛みがとれた」と診療科より報告いただきました。以前に紹介をした精神科疾患のない場合の自殺企図について、リスクを念頭にいれながら、効果のあったことを喜びました。

 1994年からリリースされているOxfordのBandolierに効果と副作用について、まとめが掲載されています。

Pregabalin in neuropathic pain – 2010 update

302 Found

以下の3つの論文をまとめています。

Moore et al.Pregabalin for acute and chronic pain in adults. Cochrane Database Syst Rev. 2009 Jul 8;(3):CD007076.

Straube et al. Pregabalin in fibromyalgia–responder analysis from individual patient data. BMC Musculoskelet Disord. 2010 Jul 5;11:150..

Straube et al. Pregabalin in fibromyalgia: meta-analysis of efficacy and safety from company clinical trial reports. Rheumatology (Oxford). 2010 49:706-715.

 効果は4つの図で示されていて、帯状疱疹後神経痛・糖尿病性神経痛・中枢神経痛・線維筋痛症の4疾患について600mg投与で50%緩解するNNT(上の図)。

 副作用は、以下

pregabalin300-600mg placebo NNH
眠気 15-20% 5% 6-8
めまい 25-45% 10% 4
副作用による中断 15-30% 5-10% 10
重篤な副作用     差なし

気づき)

 ・副作用もそれなりの頻度で発生する

 ・Bandolierには、自殺についての記載なし

 ・評価をした3つの論文についても確認をしておきたい

これから)兵庫医大で感染制御をされている先生のお話を伺える好機がありました。ここでは薬剤師が選任で、午前中ラウンド+午後評価(最後にfile makerでデータベースに)。1)患者さんの経過ノートで、すぐに医師や看護師とディスカッションできるようにスタンバイしている。2)抗生剤の履歴をとったうえで「継続(  )」「新規(  )」という項目は、薬剤師の介入アクションは次に何をするのか明確でした。1)2)は両方とも手書きです。私も、朝ミーティング前「10分間ラウンド」の方法を見直します。

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