治らないことへの覚悟


がん患者学―長期生存をとげた患者に学ぶ

がん患者学―長期生存をとげた患者に学ぶ

 治らないことへの覚悟。

 治らないことへの覚悟を、心のどこに置いたらいいのか?

 がん治療、がん治療といっても、正直その部分だけは私のなかに安心のコースがない。

 たいていのことは、こう対処すれば大丈夫、複雑なことも3つくらいステップ踏めば大丈夫、と目処が立つ。それが安心のコースなのだが、治らない目処に対して、どう安心のコースを作るのか。

 神様は信じない、といっていた人だって、最後には何かを信じていれば、安心できるかも、という気持ちがわかる。しかし、すべてを引き受けるのは、他者と生きる自分だ。

 治すことを目的に進歩を遂げてきた現代医療は、治せない患者の具体的な心、日常のプログラムについては無力だ。だが、なにはどうあれ、人生の終幕を恨みでだけは終えたくない。

 お手本がほしい、と私は思った。

 厚生労働省の緩和ケアプログラム100冊の旅、のこり90冊。

 やっと10冊。かなり長かった気がする。どこかで慣れてくるだろうか?治療一般、社会的な対応全般から、患者さん個々の在り方まで、遠視と近視を繰り返す。これが、100冊読みのメソッドなのかも。

これから)薬局長会議、仕込み。

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