感染制御認定薬剤師認定試験3) TDM学会と心の持ちよう

 そばにいてもきけないことを聞いてしまう。言えないことを言ってしまう。「30代は基礎構築の時期」、そう話をしたら、「まだ勉強するの?」といわれてしまった。commodityにならずに、自分の道を歩きたい。まだできる!、と思ったときにまだそこにいる自分につらさを感じる。揺れる30代は、10代の思春期とは別の痛みがある。抜けられるだろうか。

 TDM勉強の区切りと感染単位、勉強時間確保のためにTDM学会に。新潟の朱鷺メッセは、静かな緑の大地に似合わず1人ノッポで、スマートさが信濃川の入り江に吹く風に似合う。松任谷由実のfrozen roses”8月の日時計”を何度も聴いていた。

Frozen Roses

Frozen Roses

(学会メモ)

・PKの部分で、先発品、後発品を相対的な比で検討することに差はあるかも知れないけれども、治療効果という絶対的な差があるのかは、別の問題だ(緒方教授、明薬大)

・インスリンについでワルファリンが、救急車搬送が多い JAMA2006

・副作用と遺伝子多型のいいまとめ JAMA2001,2270-

・抗菌薬を下手に使うと、感染保菌リスクは、キノロンで3倍、グリコペプチドで2.9倍。案外少ない→セファロスポリンは2.2倍、PC1.9倍 J Antimicrob Chemother 2008,26-

・VCMの使い方がわかりやすく実用的にまとまっているAm J health syst pharm 82-98,2009

・コスト、Clinical Infect disease 2003,592,2006? MSSAで2倍、MRSAで3倍コスト、入院期間は5~7日延長。ver6、感染、ケアプロセス、

・phenprocoumon(国内未発売)は、warfarinとVKOCとCYP2C9の影響をうけにくいので、TDM回数が減る

・MICを確認して、それにあわせて投与量を設定しないと助からない。例)PRSPにメイアクト300→600mg、クラビットも腎機能障害、高齢者であっても初回は500mg1日1回、以降250mg1日1回とする、MICだけではなくMSWのリスクがあるのでMPC以上の濃度を保つ

 とくに2日目の初心者セミナーはすばらしかった。スポンサーなしの熱意で開催いただいたスタッフと先生方に感謝。

 感染制御認定薬剤師認定試験まで、のこり13日。

 a flame of mind、心の持ちようだな。

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