感染制御認定薬剤師認定試験2)CDCガイドライン

天才!  成功する人々の法則

天才! 成功する人々の法則

 マルコム・グラッドウェルの訳本で、テーマ買い。

 機会(それも好機opportunity)があって、1万時間それをやりつづけるとモーツアルトやビートルズ、ビルゲイツ、NBLの選手のようになれる。持って生まれた才能だけではない、らしい。

・outlier 中心やその近くの集団から、著しくかけ離れた地点や、まったく異なる分類に属する存在。他の測定値から大きく離れた観察値。

・一万時間の法則

・(すべての人々に好機を与えよ)

 1万時間、自分は何をするだろう。

 とりあえず勉強しないと。時間がない、記憶力がない、過去問がない。ないことだらけだが、勉強しようとしていることも勉強。

 CDCガイドラインは、出題範囲に明記されていないが、参考図書の1つに掲げられている。WEBのなかでも、HICA(博多インフェクションコントロールフォーラム)には、国内の和訳サイトへのリンクがあるので助かる。

 出題基準と範囲をメモ。

平成21年度感染制御認定薬剤師認定試験 出題基準と範囲

1. エビデンスに基づいた感染対策

1) 標準予防策と感染経路別予防対策が説明できる。

2) 手指衛生について説明ができる。

3) 血管内留置カテーテル感染対策について説明できる。

4) 尿路留置カテーテル感染対策について説明ができる。

5) 手術部位感染防止(SSI)について説明ができる。

6) 病院環境整備と環境微生物調査について説明ができる。

7) 医療器材の洗浄と滅菌方法について説明ができる。

8) エビデンスが明らかでない感染対策について説明ができる。

2. 病院感染対策の経済性

1) 病院感染対策の経済性の評価方法について説明ができる。

2) 病院感染発生による増分原価について説明ができる。

3. 病院感染対策における薬剤師の役割

1) 感染制御チーム(ICT)の業務について説明ができる。

2) 感染制御薬剤師の役割を説明できる。

3) 医療現場における手指衛生のためのCDC ガイドラインを理解している。

4) 医療施設における環境感染管理のためのCDC ガイドラインを理解してい

る。

5) 医薬品(消毒薬、抗菌薬)の適正使用について説明ができる。

6) PK/PD について説明ができる。

7) 消毒薬、抗菌薬の使用統計の意義について説明ができる。

8) 病棟などの巡回指導のポイントについて説明ができる。

9) 感染対策マニュアルの作成・改訂のポイントについて説明ができる。

4. 微生物の知識

1) 微生物(細菌、真菌、リケッチア、クラミジア、ウイルス)の形態など概要を

説明ができる。

2) 病院・施設内感染に関連する主要微生物について説明ができる。

3) 感染症法の類別感染症と原因微生物について説明できる。

5. 留意すべき細菌・真菌感染症とその病院感染対策

1) 細菌感染症とその対策について説明ができる。

2) 薬剤耐性菌感染症について説明ができる。

3) 真菌感染症その対策について説明ができる。

6. 留意すべきウイルス感染症とその対策

1) 血液由来ウイルス感染症について説明ができる。

2) 呼吸器ウイルス感染症について説明ができる。

3) 消化器系ウイルス感染症について説明ができる。

4) 発疹性ウイルス感染症について説明ができる。

7. HIV 感染症

1) HIV の感染経路について説明ができる。

2) 標準予防策と針刺し事故防止対策について説明ができる。

3) 暴露後の予防対策について説明ができる。

4) 病院感染対策について説明ができる。

8. 性感染症

1) 性感染について説明ができる。

2) 最近の動向および蔓延防止について説明ができる。

3) 主な性感染症の診断と治療について説明ができる。

9. 尿路感染症とその対策

1) 尿路留置カテーテルの管理について説明ができる。

2) 尿路感染におけるMRSA および緑膿菌への対応を説明ができる。

3) 複雑性尿路感染症全般について説明ができる。

10. 疥癬とその対策

1) 疥癬の生態、診断、臨床症状について説明ができる。

2) 疥癬の治療薬について説明ができる。

3) 環境消毒について説明ができる。

4) 医療スタッフへの教育について説明ができる。

11. 新興・再興感染症

1) 新興・再興感染症について説明ができる。

2) 耐性菌による感染症について説明ができる。

12. 抗菌薬の選び方

1) 抗菌薬投与前に把握しておくべき患者状態について理解している。

2) 初期治療における抗菌薬の選択について説明ができる。

3) 治療効果の判定と抗菌薬の見直しについて説明ができる。

4) 感染予防としての抗菌薬の投与について説明ができる。

13. 抗菌薬とTDM

1) 抗MRSA 薬の特徴について説明ができる

2) 抗MRSA 薬のTDM について説明ができる。

14. 抗菌薬の使用上の留意点

1) 抗菌薬化学療法の原則について説明ができる。

2) 抗菌薬の投与方法、投与量、投与期間について説明ができる。

3) 腎障害、肝障害時の投与方法について説明ができる。

4) 小児、高齢者、妊婦への投与の留意点について説明ができる。

5) 抗菌薬の安全性、特徴的副作用について説明ができる。

6) 抗菌薬の主な相互作用について説明ができる。

15. 抗菌薬の適正使用の推進

1) サーベイランスの必要性について説明ができる。

2) エンペリック・セラピー実施の問題点について説明ができる。

3) 抗菌薬、分離菌についての資料作成について説明ができる。

4) 院内教育、マニュアルの作成について説明ができる。

16. 注射薬の無菌調製、輸液調製

1) 注射薬投与時のリスクについて説明ができる。

2) 注射薬調製時の汚染リスクについて説明ができる。

17. 消毒薬の適正使用

1) 消毒薬別の殺菌スペクトルについて説明ができる。

2) 生体に使用する消毒薬の種類、濃度について説明ができる。

3) 医療器材に使用する消毒薬の種類、濃度について説明ができる。

4) 環境に使用する消毒薬の種類、濃度について説明ができる。

5) 消毒薬の有害作用について説明ができる。

18. 医療廃棄物

1) 医療廃棄物について説明ができる。

2) 医療廃棄物の適切な処理について説明ができる。

3) 感染性・非感染性廃棄物の処理について説明ができる。

4) 医薬品容器包装等の廃棄対策について説明ができる。

5) 在宅医療廃棄物の取り扱いについて説明ができる。

参考図書

○ 薬剤師のための感染制御マニュアル第2版

(日本病院薬剤師会編)

○ 抗菌薬使用ガイドライン

(日本感染症学会、日本化学療法学会編)共和企画

○ インフェクション・コントロールのためのCDC ガイドライン集

(監訳 満田年宏)国際医学出版

○ ICT のための感染対策トレーニングブック

(監修 大久保憲)メディカ出版

 全部?まずいな。

 テストまで、のこり20日。

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