A Qualitative Exploration of Reasons for Poor Hand Hygiene Among Hospital Workers: Lack of Positive Role Models and of Convincing Evidence That Hand Hygiene Prevents Cross‐Infection

 Infect Control Hosp Epidemiol. 2009 May;30(5):415-9.

 病院の医療従事者に手指衛生Hand Hygieneの意識調査をおこなった研究から、こんなことがわかった。

 手洗いをする一番の理由は自己防衛のためで、それは見本になる人がいないことと、手洗いが交叉感染を予防するという根拠が欠けているためだ

 そうか、手洗いが交叉感染を予防する論文はないのか。そうすると手洗いをする理由は何か、と考えると自己防衛になってしまう、というわけか。

 でも、そんな根拠はなくても、

 1.まず手洗いをする

 2.自分を守る、患者さんに感染をさせないために(理由は何でもいい)

 このくらい大きな構えでいいのではないか。むむむ、である。

目的:医療従事者が手指衛生をするときの意識調査

方法:オランダのさまざまな規模のICU、外科病棟で65名の看護師、主治医、研修医と医療系の学生にインタビューを行い、内容分析をした。

結果:看護師と学生は、患者さんと自分たちが交叉感染を予防するために手指衛生が重要であると答えた。医師は、自分を守るために手指衛生が重要だと答え、交叉感染の予防に手洗いが有効だという根拠はないと考えていた。すべての参加者は、手指衛生の効果と、病院のベテランスタッフが見本となり規範となることが手指衛生のコンプライアンスにもっとも重要であるとも述べた。さらに、手指衛生は、彼らが汚染された手技のあとにもっとも頻回に行っていることと、自分を守ることが、患者の安全を守るため上でより重要であると報告している。また、学生は、臨床現場にいる間にしばしばノンコンプライアンスな状態になる先輩方のふるまいをそっくりと真似していた。

結論:手指衛生をする一番の理由は自己防衛のためであった。見本となるロールモデルと社会規範の欠如が、コンプライアンスの邪魔をしているのかもしれない。

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カテゴリー: Infection

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