感染対策の勉強をはじめる 1)次は何をするか

 もう何度目かの日本環境感染学会。感染対策に病院で関わってから10年は経った。26歳で前任の総看護師長に事務局長を任され、会議運営だけをつづけてきた。しばらくして、「この会議は何をやっているの?」感染対策もできる看護師があらわれて、急に感染対策のレベルがあがる。リンクナースのような活動がはじまり、サーベイランスの準備がされ(NIISの基準を当時は知らなかったが検査室の記録はつづけてきた)、マニュアルは年1~2回改訂され、医学書院から出版もされた。第二版、御礼。

感染対策マニュアル

感染対策マニュアル

 まさに内田樹先生がいうところの「ブレイクスルー」を体験した。平面で学べるところを学び尽くすのではなく、つまみ上げられて、別の世界を当時の僕は見たのだ。

街場の教育論

街場の教育論

 そして、あらためてこの日本環境感染学会の横浜にいる。

 せっかくここまできたのだから、感染制御認定薬剤師認定をとってみるか。病院の異動があったから、資格で不合格になったらそれはそれだ。大学院への進学もいい。とにかく走り続けたい、気持ちがあることはわかっていた。

感染制御認定薬剤師認定申請資格 (平成20年7月26日)
以下の全てを満たす者は認定を申請することができる。
(1)日本国の薬剤師免許を有し、薬剤師として優れた見識を備えていること。
(2)薬剤師としての実務経験を5年以上有し、日本病院薬剤師会あるいは日本薬剤師会の会員であり、かつ、別に定める学会のいずれかの会員であること。
(3)日本病院薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師、日本医療薬学会認定薬剤師、薬剤師認定制度認証機構により認証された生涯研修認定制度による認定薬剤師、あるいは日本臨床薬理学会認定薬剤師であること。
(4)申請時において、引き続いて3年以上、施設内の感染対策委員会または院内感染対策チームの一員(院内感染対策チームと連携しての活動を含む)として感染制御活動に従事していること(病院長あるいは施設長等の証明が必要)。 (5)施設内において、感染制御に貢献した業務内容及び薬剤師としての薬学的介入により実施した対策の内容を20例以上報告できること。
(6)日本病院薬剤師会が認定する感染制御領域の講習会、及び別に定める学会が主催する感染制御領域の講習会などを所定の単位(20時間、10単位)以上履修していること。
(7)病院長あるいは施設長等の推薦があること。
(8)日本病院薬剤師会が行う感染制御認定薬剤師認定試験に合格していること。
附則
1)感染制御認定薬剤師認定申請資格は平成20年6月7日より施行する。
2)平成20年7月26日改定

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