昨年の論文。

幸せは感染する、という医学系の雑誌で論文が発表された。

BMJ 2008;337

──────────────────────────────────────

Dynamic spread of happiness in a large social network:

longitudinal analysis over 20 years in the Framingham Heart Study

Happiness is infectious – but don’t drop your unhappy friends just yet

──────────────────────────────────────

「大規模な社会ネットワークの中での幸せの広がり方:

 幸せは感染する - しかし、不幸な友達を見捨てるな」

f:id:MotoNesu:20090118111117j:image

f:id:MotoNesu:20090118111118j:image

“collective phenomenon”=集団発生現象?、

 幸福の連鎖現象がBMJで報告されている。

──────────────────────────────────────

【目  的】 幸福は人から人へ広がるかを評価、

そして、社会ネットワーク内の幸福の程度を評価する

【デザイン】 長軸的社会ネットワーク解析

【設  定】 Framingham Heart Study social network.

【対  象】 4,739 名(1983 ~ 2003)

【アウトカム】 4つのitem scaleで測定した幸福度;

        社会ネットワークの寄与の分布配列と社会的つながりの広がり

【結  果】

・幸福、不幸のclusterをネットワークで可視化し、幸福度の広がりを3段階まで広げた

 (例. 友達の友達まで)

・多くの幸福な人に囲まれた人、ネットワークの中心にある人は将来幸福になる可能性が高い。

・長軸的統計的モデルでは、幸福の集積は、幸福の広がりからもたらされ、

 それは単に同様な状況の人々が集まりやすいというものではない。

・幸福な人の1マイル(約1.6km)以内に友人がいて、

 その友人が幸福になる確率は、25% (95% 信頼区間 1% ~ 57%)増加する。

・同様な影響は、同居夫婦 (8%, 0.2% ~ 16%),でも、

 1マイル以内に住む兄弟 (8%, 0.2% ~ 16%)、隣人 (34%, 7% ~ 70%)でもみられる

・この影響は仕事の同僚では認められない。

・影響は時間の経過や地理的な距離により薄れる。

プライマリーライフ-BMJ幸せ感染

*キイロが幸せ、アオが不幸せ

 線の色で、職場、友人親戚、などが区別されている

【結論】

・人の幸福は、そのつながりのある人の幸福度に依存する。

・これは集団発生現象として、健康と同様に、幸福をみるということの正当性をしめしている。

──────────────────────────────────────

メモ

 ・「幸福な人」の第一人者は、どうやって発生するの?、もともとの素質?

 ・なんで職場は、ダメなんだろう。

 ・距離と時間ね、やっぱりそうなのか。

 深いな。

 こわいな。

 何となくに、根拠らしき「結果」をもらってしまった気分。

 どこかで論文のディスカッションしないとな。

 今年もよい一年にしましょう。

(Visited 17 times, 1 visits today)
カテゴリー: DiaryEBM

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です